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2012.11.12 Monday  | - | - | 

夜は短し歩けよ乙女

森見 登美彦
角川書店
¥ 1,575
(2006-11-29)
Amazonおすすめ度:
☆☆☆☆★

彼女は言う「「先輩、また会いましたね、奇遇ですねえ」
彼が答える「「いや、たまたま通りかかっただけだから」

しかし、これが全然「たまたま」ではないのです!
彼の「たまたま通りかかった」には、それはもう、彼女にだけは知られるわけにはいけない、「血」と「汗」と「涙」が隠されているわけで。
彼女側から見た「偶然の物語」は彼サイドでは、いと滑稽なるも愛しいストーカー物語なのでした。
彼女と彼の独白が交互にくるおかげで、彼の奮闘ぶりと彼女の天然ぶりの対比が、そりゃもう絶妙な可笑しみというか、バランス最高でした。
物語は春夏秋冬をぐるりとひと巡りします。
時に和製ファンタジー風味で、その「フシギ空間」を飄々と闊歩する綿菓子みたいな彼女が、滅茶苦茶かわいかった!

最後は「先輩…よく頑張ったねえ」と、心から彼を労いたい気持ちでいっぱい。思わずにっこり。良いラストでした。独特の文体にもハマりました。

2007.03.10 Saturday 19:49 | - | - | 
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2012.11.12 Monday 19:49 | - | - |